ゾウリムシの走性

ゾウリムシの走性

ゾウリムシには様々な走性があり、障害物にぶつかったりすると
後退したり、進む向きを変えたりできます。

 

うまく向きを変えることで、泳ぎ続けることで
エサを捕らえられるようにしているようです。
下手なロボット掃除機よりも賢いように思えてしまいます。

 

ゾウリムシに刺激などを与える事でゾウリムシの動きを
ある程度コントロールできてしまいます。

 

今回はゾウリムシの走性(taxis)で有名な3つ

 

  • 反重力走性
  • 電気走性
  • 光走性

 

を紹介します。

 

他には化学走性がありますが、酢酸などの薬品が必要だったり
濃度を正確に計算しないと、ゾウリムシが死んでしまうので
今回は省いています。

 

 

反重力走性

 

この反重力走性は刺激を与えるわけではありません。

 

ゾウリムシは重力に逆らうって泳ぐ
反重力走性があります。

 

これは、培養液の下よりか、上に集まる傾向にあります。

 

この反重力走性を使うことで
ゾウリムシだけを取り出したり、救出する事ができます。

 

反重力走性は試験管など細い管状の容器の方が
より上に集まりやすいです。

 

ただし、この反重力走性のおかげで1日1回程度培養液を
シャッフルする必要が出てきます。

 

エビオスなどのエサは重力で下に沈み、
ゾウリムシは反重力走性で上に集まります。

 

この状態だと、食ベれるエサの量が少なくなってしまうので
エサとゾウリムシを均等化する目的でシャッフルします。

 

ゾウリムシは止水域で生息する生き物なので
常時水が動いている状況は好みません。

 

電気走性

 

 

この電気走性は、電気刺激することでゾウリムシ
を好きな方向に動かすことができます。

 

ゾウリムシの電気走性は、マイナスの電極に集まります。

 

電圧は1Vぐらいも反応が出ますが
電極間の距離により、反応の出方が変わります。

 

5Vなど電圧を上げ過ぎると水の電気分解による気泡が目立つので
3V以下が良いでしょう。

 

光走性

 

ゾウリムシは周りの明るさに反応します。
ゾウリムシは明るい場所よりも、暗い場所に移動します。

 

ゾウリムシが増えた培養液に強い光を当てると
暗い場所を目指してゾウリムシが一斉に動きます。

 

ゾウリムシは紫外線が苦手なので
室内のできるだけ暗い場所で培養しましょう。
ちなみに、暑いのも苦手です。